出産予定日間近、陣痛がいつくるのかドキドキで待っていたらトイレでたらたら...あれ?もしかして破水している?
こんにちは。ラジかなです!今回はわたしの奥さんの経験をもとに、破水から出産に至ったケースをご紹介していきます。この記事では
- 促進剤について
- 何の薬を使うのか
- 副作用はないのか
- どんな時に使用するのか
- 提案をされたらどうすればいいのか
このような疑問にフォーカスしています。
わたしは2022年3月1日から本格的に情報発信をはじめ、奥さんの妊娠から出産まででわからなくて困ったことやこの知識があれば奥さんをもっと助けられたと思ったことなどご紹介しています。
今後出産や育児を控えている方々に少しでも役立つ情報をお届けしたい思いでいますので、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。結論「促進剤は提案されたら受け入れましょう。」です。
それでは始めていきます。
促進剤の種類
促進剤の種類は2種類
オキシトシンとプロスタグランジン
【オキシトシン(奥さんはこちらを選択)】
子宮の収縮作用があります。点滴と錠剤がありますが、血中濃度のコントロールのしやすさを考慮すると点滴がセオリー。少量から投与され自然分娩が起きるように手助けをしてくれます。
【プロスタグランジン】
子宮頚管を熟化する効果あり。子宮の入口をやわらかくする作用があるので、入口が硬いと言われていたら選択されることがあります。
今回奥さんのケースは前期破水をして、子宮口が2センチ開いている。また子宮の入口も硬くない、採血結果で感染もないこのような状態でした。
オキシトシンの副作用の説明を受けて少し怖い気持ちになりましたが、リスクよりもメリットの方が上回っていたので促進剤を使用する選択をしました。
子宮口の大きさはこちらの記事でまとめたので興味のある方はこちらをご覧ください。
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促進剤の副作用
オキシトシンは胃や腸管などの蠕動運動が促進され、嘔吐や下痢を起こす可能性があります。その場合は投与を中止して別の治療が選択されます。今回奥さんはこのような症状は出なかったです。
また促進剤が効きすぎて胎児機能不全や子宮破裂が起こることもあります。この説明を医師から受けたときには正直に怖いと思いました。
しかし促進剤を使用する際はモニタもつけて赤ちゃんとママの様子を頻繁に確認しながら細心の注意を払って対応するとのことまた、発生頻度が極めてまれなことこれらを考慮して同意をしました。
わたしは放射線技師として病院で働いていますが、造影剤を使用した検査を行うことがあります。その際に造影剤の同意書に「アナフィラキシーショックや呼吸困難などの副作用が出ることもある。」と書いてあり、患者さんには納得したうえでサインをいただいています。
これも促進剤の同意と一緒で万が一のことを考えて、最悪なケースもあるよと伝えなければいけません。実際わたしは8年間造影剤を使用した検査をしていますが、ショックや呼吸困難などの重症化する副作用は見たことありません。
それと一緒なんだと思えばだいぶ気持ちが楽になりました。ですのでみなさん促進剤の同意は不安になることもありますが、過度に心配する必要はありません。発生頻度は稀ですので、胎児やママの状態を考慮したうえで安心して促進剤を使用してください。
促進剤はどんな時に使用するのか
【出産予定日が大幅に過ぎているとき】
この場合は促進剤を使用して自然分娩につなげていきます。妊娠42週までは正常範囲内と言われていて、こちらを過ぎると胎盤の機能低下や羊水の減少が起きてくる。
【前期破水が起きたとき】
陣痛が始まる前に破水が起こることを前期破水と言います。今回わたしの奥さんはこのケース。破水をすると胎児の感染リスクが高まるため、促進剤を使用して分娩することが多いです。
妊娠34週を過ぎていれば分娩、妊娠34週未満であれば34週まで胎児を子宮内にとどめておく処置がされます。こちらは34週未満であると胎児の肺の機能がまだ未発達のためと言われています。
ラジかなの奥さんのケース
奥さんは妊娠39週でした。トイレの際におしっこか破水かわからない状態で、とりあえず病院へ連絡を入れ入院セットを持参して向かいました。
病院につくと破水が確認され入院。採血の結果感染がなかったため1日様子を見ました。入院して2日目にも感染はありませんでしたが、医師の勧めで促進剤を使用することに。
子宮は収縮するものの痛みがついてこず2日目は8時~17時まで促進剤を点滴で入れて終了。
入院3日目にも8時から促進剤を使用してようやく夕方ごろに陣痛がきました。子宮口が全開になったのが朝の5時。そこから分娩室に移動して9時半出産。
3500グラムのおおきな赤ちゃんで産道裂傷があり、しばらく安静を余儀なくされていました。本当に頑張ってくれました。赤ちゃんも奥さんも。
コロナの関係で立ち合いができず、待っている間は不安が大きかったですが出産後はテレビ電話で顔がみれて声が聞けて一安心。
現在も入院中ですので帰ってきたらお話をきいて、感謝を伝えたら何かのエピソードをブログに投稿したいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございまいた。産道裂傷などステージが存在していて保険が適応かどうかの指標になります。今後はそのあたりもご紹介できればと思います。
以上、ラジかなでした!